学会に向かう前に、同僚のリサさんとの小さなミーティングがあった。
リサさんは研究室ではなく自宅に来てと言う。 “学会に向かう前のある出来事” の続きを読む
今年二度目の国際学会口頭発表が迫っている。
学会での発表がやりたい、意見交換したいという本来の目的もあるが、成功体験を積み、社会不安障害の症状を抑えるコツをつかむという目的もかなり大きい。 “そうだ、もうすぐ国際学会だった” の続きを読む
みたいなことを言われたことがある。
大学生のときだ。
ゼミの発表で発作を起こし、大学のカウンセリングロームで相談した。
当時アメリカ留学を控えていたし、たくさんの不安が私の心を取り巻き、ほとんど鬱状態にあった。 “社会不安障害なら留学しよう” の続きを読む
幼少時より社会的場面で不安があり、言葉を発することがなかったので、「大人しい」、「恥ずかしがり屋」、「引っ込み思案」などと大人には言われてきた。
が、それは社会的場面に限られ、家で家族といるときや幼馴染といるときは、盛んにおしゃべりして、注目を浴びながらたくさん意見を言っていた。 “社会不安障害だとシャイだって本当か?” の続きを読む
...それがどうしたの? ってのが世間一般の反応かもしれない。が、私は運転してスーパーに行き買い物をするという当たり前のことが長年できなかったのだ。
まず運転すること。 “苦手な運転にさらに挑戦する” の続きを読む
クリニカルサイコロジストのジャネットさんは呼吸法などのリラックス法の実施は、不安が起こると同時に始めるのが効果的と言っていた。
私のこれまでの経験から言っても、確かにすぐに始めると効果がある。逆に言うと、不安が高まってからやってみても、あまり効果がないのかもしれない。 “不安は生じ始めの段階で対処する” の続きを読む
セラピーを受け始めて、私は自分に向けられた誉め言葉や好意はすぐに拒絶してしまう癖があることに気がついた。
「よくできてますね」と言われても、「いやあ、こんなの」と言って、誉められたことすらその場で忘れてしまう。 “誉め言葉を受け止める” の続きを読む
私のケースでは行動療法が最大の回復への鍵を担ったと思っている。もちろん、行動と認知を分けるのではなく、行動と認知が相互に作用しあい、新たな認知を根付かせていった。そういうふうにして回復できたと私は思っている。 “行動療法の効果” の続きを読む
自分が抱く社会不安障害への考え方が変容してからは、一般の人が抱く社会不安障害についてのイメージってどうなんだろうと思うようになった。
きっと、ほとんどの人がそんな言葉自体知らないか、聞いたことがあっても、シャイな人達が病気にされている程度の認識なのかもしれない。
または社会不安障害も含めたメンタルの病気に対して偏見を持っている人も多いかもしれない。 “普通に精神疾患のお話ができるように” の続きを読む