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場面緘黙児保護者を狙うHSCビジネスの拡大に伴う注意喚起
場面緘黙症とHSC(敏感・繊細な子)を結びつける記事を検索したら、この一年以内に書かれたものがたくさん出てきたので、簡単に注意喚起しておきたいと思った。 傾向のひとつとして、それらのビジネスは場面緘黙児を育てる保護者によ […]
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無実の家族を告発したファシリテーターの手記要約 Facilitated Communication (FC)
1992年、16歳の少女の両親が告発された。告発内容は、この16歳の自閉症の少女―Betsy―を両親が性的に虐待したという疑惑だった。その告発内容は、facilitated communication (FC) という援 […]
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そもそも「恐怖麻痺反射」って何だ?:原始反射統合を唱える不穏な動きについて
原始反射の統合ワーク? 「恐怖麻痺反射という原始反射があります。恐怖を感じると動けなくなる反射です。胎児が胎内で生物として進化していく過程で消失するものなのですが、お母さんの胎内にいるときお母さんがストレスを感じたりする […]
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カズオ・イシグロ『日の名残り』における信頼できない語り手の秘める社会不安障害的なもの
障害名を得る、精神疾患の診断を得るのは、大切な一歩だと思う。自分の抱え続けてきた苦悩は病気だったのだと知ることで、問題を外在化できる。解決・回復へ向かうために役立つ。幼少時から自分だけが他人とは異なっていたあの感じが一気 […]
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私のSAD的観点から見ると理不尽な世間一般の信念とSADの人々に向けられがちな誤解
今日はSADの人々が受けがちな誤解についてまとめてみた。 相手の目を見ない奴は嘘をついている 視線を合わせるのが怖い人々もいます。 視線を合わせるのが怖いのは悪いことをしているからだろう、ですか? ちょっと待ってください […]
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発達障害や精神疾患を標的とするカウンセリング詐欺等の特徴をまとめてみた
発達障害や精神疾患に苦しむ人々やその家族をターゲットとした詐欺や悪徳商法はとても多い。 疾患名、障害名、カウンセリング などのキーワードで検索すると、トップ10以内に複数の詐欺師のサイトが上がる。 それら詐欺サイトに「こ […]
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傷ついた体験を伝えたいときは傷ついたと言わずに語る
こういう経験はないだろうか。 「傷ついた」と言ったら、どうも伝わらなかった。あるいは自分が傷付いた事実を否定された。 「つらい」と言ったら、どうも伝わらなかった。あるいはつらいと言ったことを咎められた。 自分の経験してき […]
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変えられるものと変えられないもの:ニーバーの祈り
治す。克服する。 精神疾患や発達障害を語る際にどうも違和感を漂わせる言葉。 「治らないって言うのか? 治ると信じないなんて後ろ向きな姿勢だ!」 と言われても、いや、風邪が治るように治るというふうなものではないから…と口籠 […]
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マインドフルネスをやってよかったこと
マインドフルネス瞑想はセラピストのジャネットさんのガイドでやったのが初めてで、3年ほど前のことだ。真面目に毎日実践し始めたのはこの1年ちょっと。 今回の記事で書くことは、あくまで私自身がマインドフルネスをやってみた限りに […]
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セラピストと患者の共依存関係と保険適応セッション回数限度
「あなたはもう来なくていい」 とセラピストに言われてしまった。 私は認知行動療法のフォローアップを月1~2回受けていた。これは去年半ばに鬱になったので始めたのだった。 楽しく通っていたのに、来なくていいなんて。