現実の不安場面に挑む エクスポージャー 2

さて、軽くしゃべりに来ていいですよ~と言ってくれた近所の大学のセミナーでのプレゼン。

意外なことにうまくいった。

比較的カジュアルな雰囲気だった。似たようなトピックに興味のある人たちが集まってみました、という感じ。リアル環境でのプレゼン挑戦第一回目にはちょうどよさそうな感じ。

私一人がしゃべり続けるという形式ではなく、数人が軽くプレゼンするというふうだったのもよかったのかもしれない。言いたいことを全て言えた。不安度ゼロ。

この日は、頓服薬(抗不安剤 alprazolam)を飲んでいた。それがよかったのだろうか。毎日のSSRIも続けているから、それもよかったのだろうか。それとも、認知行動療法の効果だろうか。

または、そのすべてが効果を発揮して不安が起こらなかったのか。

とにかく不安は起こらなかった。まったく問題なくプレゼンを実施できた。

よかった。ということにしよう。とてもよくできた。

それまでの私だったら、こんなふうにうまくいったときでさえ、メンタルフィルターをかけるところだろう。

ほんの軽いプレゼンだったから。

薬飲んでたし。

雰囲気がまったりしていたゼミだったし。

なんだかんだ言って、成功を過小評価し、メンタルフィルターにかけて成功体験として記憶に残さずきれいに忘れてしまっていたところだったろう。

何がよく効いたのかは分からない。それはいい。とにかく、出来た!ということが大切なのだ。成功したのだ。きちんとしゃべれたのだ。この認識をしっかりと意識に植え付けるために、またパブでお祝いした。
社会不安障害と向き合う-リンゴ酒とダンパー

お祝いのパブめしはBungers & Mash
地味なのにやたらとビールに合う典型的なイギリス料理

投稿者: administrator

Mental health blogger, researcher, social anxiety/selective mutism survivor.