ネガティブ価値観を検証する

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前回、社会不安障害に関する価値観はゆらゆらした相対的なものでしかなく、故に社会不安障害だから良い悪いといった考えを抱くのは幻想に過ぎないということを書いた。

そして、幻想だからこそ、自分の心の奥に浸み込んでいる社会不安障害を患っている件についての否定的な考えを変えていくことができるということ。
堂々巡りであったマイナス思考。

ネガティブに向かう考えにパターンを見つけていき検証していく。

私のもつ社会不安障害についての考え方はすべてネガティブなものだった。極めて偏ったものだった。

下にそれらを羅列していく。

そのあとに、その事柄について反論を加えていく。

うげ不安の起こる状況に際すると、必ず不安発作(極度の緊張)状態になる
合格しっかりと治療を受けたのだから不安は起こらない。起こっても対処できる

うげ学会はフォーマルな場であり緊張する場である
合格学会とは研究者たちが大学や研究室に旅費を出してもらってタダ旅行する口実だ。オプショナルツアーまでついてくることもある。

うげ聴衆は私の発表を真剣に聴いていて、発表者が緊張するなど許せない
合格聴衆は発表を聴いているし面白い発表が聴ければいいなと思っているが、基本的には学会に遊びに来ている。しかも聴衆は種類の違いこそあれ私と同様にあるいはそれ以上にメンタルがおかしい。

自分のことが第一である。だから、常に自分に関すること:妻や夫の浮気、それに伴う離婚手続き、投資の行方、年金の額、などなど....自分のことばかり考え続けている。だから発表者が極度に緊張してたって、一週間もすれば忘れてしまう。基本的に自分のことが一番。

うげ聴衆は何十年も死ぬまで私の失敗を憶えている
合格同上。他人の発表より自分の年金

うげ社会不安障害の不安発作を大切な場で起こしたことで仕事を失う。将来はなくなる。
合格そのくらいのことで職を失うことはない。周りの人たちは社会不安障害持ちの人が思うほど意地悪ではなく寛容である。おや、この人もすっごく緊張するんだな、くらいにしか思わない。

うげ発表中に社会不安障害の発作を起こすなんて最悪である。プロとして許されることではない。
合格社会不安障害の発作を起こしてもいいんだよ。震えてもいいんだよ。発作起こすくらい異常なほど緊張しちゃったっていいの。真剣に取り組んでいる証拠でしょう。一生懸命やってるんだから、みんな分かってくれる。誰だって健康上の悩みのひとつやふたつあるんだし。

えっ プレゼンうまくいかなかった? ダメ出しされた? 緊張しすぎのこともついでに言われた?

やっぱ、社会不安障害だとダメなんだと思う?

それは違う。

プレゼン内容がダメだったんだ。

内容が不十分だった。それに伴って発表者が緊張しているのもいけないことのように聴衆は思ったかもしれない。すべてはプレゼンの内容の結果。

社会不安障害のせいではない。震えてしまっても、内容さえしっかりしていればOKなのだ。

内容さえあれば、発表者がパニック発作を起こして泡吹いていたって、徐々に復活して最終的におおまかな内容を伝えることができれば、聴衆は拍手してくれるでしょう。満足してくれるでしょう。よく頑張った、と言ってくれるでしょう。内容について真摯に意見を交わしてくれるでしょう。

そして最も大切なこと: 内容がダメだったとしても、今回はダメだったとしても、それはそれでいい。

諦めたりしない。誰だって失敗から学ぶんだから。

しっかりと失敗の原因を検証して、至らないと思われた部分は全力で学び、次回はデキるプレゼンをやって挽回するのだ。

私も何度もあらゆる場面であらゆる種類の失敗してきた。それらは社会不安障害とは関係がない。

確かに失敗の度に奈落の底に落ちたような気分になった。

けど、失敗するから学べるんだ。失敗する機会がない人は何ひとつ学ぶ機会すらない。

井戸の底に突き落とされて殺されてしまったって、這い上がってきて意思を貫徹するしぶといパワーを得る。それでいい。

これからも何度も失敗するでしょう。

それでもどんな問題もなんとか克服できるはずと思っている。

社会不安障害だからダメだったんじゃない。

社会不安障害でOK。

By: Horia Varlan

社会不安障害はちょっと敏感で、平均的な人たちより、いろんな情報が入ってきちゃうせいで、体が誤作動する。それだけのことだ。それだけのことに私は人生を狂わされたりしない。

投稿者: administrator

Mental health blogger, researcher, social anxiety/selective mutism survivor.