現実と思考のギャップ

前回やったように、自分の思考パターンを振り返ってみると、自分でもおかしな思考だと分かる。不思議なのは、思考パターンとして振り返ってみるまで全然そのことに気がつかなかったことだ。

誰も私のことを変人だなんて思っていないし、将来も仕事の面でも常に良い方向に向かっているのに。

現実と私の感じ方にギャップがある。

例えば学部生時代、私はゼミでプレゼンをしようとしてすごい発作に襲われ、ほとんど倒れそうな状態に陥ってしまったことがあった。

お友達は、ニコニコしていて、「あなたも緊張したりするんだね」と声をかけてくれた。

その後、私はあのゼミに参加していた人たちはみんな私を変人だと思っていると思い込んでいたが、今、思い起こしてみると、全くそんなことはなかった。

むしろ、みんなそれまで以上に私に優しくなったような、友達としての距離が縮まったようにすら思う。

学部生時代、私は授業はいつも講義室の前のほうで熱心に聴き、お友達としゃべっていても、硬い話題を延々としているような学生だった。

けど、やはりあまり硬いとなんだか冷たいような怖いような印象を与える。お友達も議論をしたりということを比較的楽しむような人たちだったこともあってか、私がそれで浮いてしまうこともなく、お友達もたくさんいた。

だから、きっと私が社会不安障害の発作を起こす様子を見た人たちは、あれ、なんだ、結構普通の人なんじゃん、緊張したりもするんだ、と親しみを覚えたかもしれない。

By: ptrktn

そう。だから、社会不安障害があって、ちょうどよい塩梅のキャラに仕上がったということ。

投稿者: administrator

Mental health blogger, researcher, social anxiety/selective mutism survivor.