このままでは何も貢献できない

プレゼンをすることになった大学の研究者からメールがきた。

似た分野のことをやっていて、前もって個人的に会いたいということだ。了承して会ってみることにした。

その人はスーさんという。

私が以前使ったのと同じフレームワークを使って研究を進めているのだが、うまくいかないと言う。どうしたらよいのか、困り果てているのだが...ということだ。 “このままでは何も貢献できない” の続きを読む

現実の不安場面に挑む エクスポージャー 1

さて、ふたりのクリニカルサイコロジストの前でのプレゼンをクリアしたので、次のステップへと進んだ。

次は、リアルな状況でやってみるのだ。 “現実の不安場面に挑む エクスポージャー 1” の続きを読む

認知行動療法5回目 エクスポージャー

 前回の認知行動療法セッションから続けて、さらに不安度の高い状況に挑戦する。今回は聴衆の人数を増やし、クリニカルサイコロジストのジャネットさんのほかにジャネットさんの同僚のひとりが加わる。 “認知行動療法5回目 エクスポージャー” の続きを読む

自分に意地悪を言う癖を自覚する

3回目のセラピーは不安が起こりパニックに陥るときの認知 (felt sense) を重点的に検証した。

ジャネットさんが尋ねる。

「よーく思い出してみてください。壇上に上がり、パニックに陥るまでに、頭の中にはどんな考えが浮かんでますか。どんなことを感じていますか」 “自分に意地悪を言う癖を自覚する” の続きを読む

不安レベルとパフォーマンスレベル

 グラフはセラピーで見せてもらったグラフを日本語訳簡略化したもの(The Yerkes-Dodson law).不安が最大限に高まりパニック状態になると、パフォーマンスレベルは最悪になる。

“不安レベルとパフォーマンスレベル” の続きを読む