そうだ、もうすぐ国際学会だった

今年二度目の国際学会口頭発表が迫っている。

学会での発表がやりたい、意見交換したいという本来の目的もあるが、成功体験を積み、社会不安障害の症状を抑えるコツをつかむという目的もかなり大きい。

今回もうまくいけば、ずいぶんと自信がつくはず。

現時点で予期不安は全くない。

緊張もない。

ブログでも今日までこの二回目の発表については、ほとんど触れてもこなかったくらいでから。

半分忘れているような感覚。そうだった、パワポもまだ完成させてない... ある程度の緊張感は必要だ。さっさと仕上げよう...

とにかく楽しんで行きたいと思っている。

ベストを尽くしたい。

とは言うものの、治療を受ける前の姿勢に戻ってはいけない。完璧主義。実現できない理想をかかげる。

やれることはやる。無理はしない。なによりも楽しむこと。

こんな感じがちょうどベストが得られるスタンスなのだろう。

今回の発表は、質問や議論を呼ぶかもしれない。

方法論的にも試用のものというか、こういうふうにやるのはどうかと思ってちょっとやってみた。うまくいっているのではと私本人は思っている。けど、発表すればあれこれと反論が出てくるだろう。答えられない質問も出てくるかもしれない。

そんなのも、いいんじゃないかと思う。

新たな議論を起こすことができるのが意義ある発表であろうし、様々な観点に揉まれることで、方法論も適切に育っていく。

答えられない質問が出たら、

「それはよい質問ですね! と言うのは、なんたらかんたら...」

と、その問題についての学説上の位置づけを語り、

「あなたはどう思いますか」

と質問返し。

きっと会場は議論が飛び交い、私はニコニコと頷くのみ。

それでプレゼン終了。お疲れ~

そんなふうでもいい。

たくさんの参考になる意見が参加者から聞けることだろう。楽しみだ。

なによりも楽しむこと!

大学で卒論を書いていたとき、指導担当教授が私にこう言った。

「あなたが、すべてを背負うことはないんだよ。すべてを解決しなくていいんだよ。ほんの小さなことを、たったひとつ指摘するだけでいい。それで十分すぎるくらいだ」

私はあれこれの問題をすべて私が解決せねばと思っていたので、びっくりした。

教授は私の抱える問題:なにもかもをひとりで解決しようという非現実的な理想を抱えている、ということを見て取ったのだ。

教授の言ったこと。最近になって分かってきたような気がする。

私ひとりにできることはちっぽけなことだ。それを認めること。

認めたうえで、できることをしっかりやること。

すべてをひとりでいちどに解決しようとするから、無力感に襲われる。不安が巻き起こり不安発作に呑まれる。

現実的になる。できることをやって、そして、なによりも楽しむこと。

そろそろパワポのファイルを仕上げたり忙しく本業に専念しようと思います。

今月中に、また報告したいと思います。

きっと良い報告ができますように。

投稿者: administrator

Mental health blogger, researcher, social anxiety/selective mutism survivor.