ホーキング博士と障害

社会不安障害についてきちんと向き合い、社会不安障害をもつ自分を認める。

社会不安障害は確かに疾患として存在する。

けれど、コントロール可能な疾患だ。

私が気づいたのは、社会不安障害について悲観的になることをやめる、あるいは悲観的な気持ちが薄れると、症状が軽くなっていく。薬は一時的に症状を抑えるのに役立つけど、認知の歪みに継続的に向き合っていけば、持続的によくなっていく。

治療中、私は頻繁にある科学者の言葉を反芻していた:

私は非常にラッキーだった

障害がそれほど深刻なハンディキャップではなく

それどころかこのおかげで他の人々より多くの時間を

知識の探求のために費やすことができたと思う

スティーブン・ホーキングの言葉だ。

ホーキング博士は病気が進行して、今では言葉を口で発声することすらできない。

どう見ても超重度の障害者でありながら、自らをラッキーだったと言う。

障害がそれほど深刻なハンディキャップではなく...?

しかも活発に講演活動を行っている。

世界を飛び回り、テクノロジーを使いこなし、プレゼンしている。

彼の言葉を反芻する度に、社会不安障害なんて小さな障害だ、私でも発表できるはずだ。そんな気がしてくるのだった。

ホーキング博士の場合は一目で障害があると分かるから見る人聴く人もそのことを理解している。その点は大きいだろう。

周囲の理解があるからやっていける。

社会不安障害は見た感じでは分からない。

それでも、一言、何人かの人に言っておくくらいのことをしておけばいいのかもしれない。

「もしかしたら、発作が起こって、数分休止するかもしれない。救急車はいらない。復活してやり遂げられるから」と言っておけば、平気だ。プレゼンできるはず。

ホーキンズ博士はプレゼン後の質問に答えるのに7分かかる。

じゃ、私なんかが、発表中発作を起こして、3分くらい発表を休止してもOKだよね。

もし不安の波に呑みこまれてしまったとしても、少し落ち着いてきてから、発表を再開すればいい。復活!

By: poirpom

社会不安障害があるからこそ、不毛な社交に時間と関心を奪われることもなく、一心に取り組むこともできるかもしれない。

社会不安障害があるからこそ、物事を深く考える機会に恵まれるかもしれない。

社会不安障害を患ってラッキーだった。いつかそう宣言できるようになればいいなと思う。

投稿者: administrator

Mental health blogger, researcher, social anxiety/selective mutism survivor.