結末を読んでもハッピーエンドなのか、悲劇的結末なのか、明示されない小説がある。 After Zeroはそんな小説だった。 場面緘黙症の少女を主人公としたクリスティナ・コリンズ著の童話である。日本語翻訳版は出ていない。主人… 続きを読む 場面緘黙症の子が主人公の童話を読んで考えたこと
カテゴリー: 心理教育
私が場面緘黙だったとき生じていた不安
私は子供の頃、学校で喋りたくても喋れなかった。 私の緘黙状態を見て、大人しく可愛く見せようとしてわざとやっていると考える大人もいたが、 標準的な感覚の人達は、 学校という場に対して不安があるのだろう、学校で関わる大人やク… 続きを読む 私が場面緘黙だったとき生じていた不安
選択肢を増やして悪循環から意識を逸らす
私の過去は社会不安障害(SAD)特有の様々な悪循環で満ちていた と以前書いたが、社会不安障害の悪循環というやつは極めて強力である。 悪循環が生じたと気づく前に自動的に嵌っている。特定のトリガーに対する反応がひとつしかなく… 続きを読む 選択肢を増やして悪循環から意識を逸らす
エクスポージャー前の準備は改めてすごかったと思う
数年前に認知行動療法(CBT)を受けたとき、私は不安障害のCBTにおけるクライマックスと言えるエクスポージャーに数回の準備的セッション後に挑み、それがやたらと効果を発揮し、その後不安発作や不安場面の回避もなく比較的普通に… 続きを読む エクスポージャー前の準備は改めてすごかったと思う
学会発表を前に
口頭発表の日が近づいてきた。 不思議と落ち着いている。 以前なら予期不安ですでに体がボロボロになっていたところだ。 やれることは全てやった。
不安レベルとパフォーマンスレベル
グラフはセラピーで見せてもらったグラフを日本語訳簡略化したもの(The Yerkes-Dodson law).不安が最大限に高まりパニック状態になると、パフォーマンスレベルは最悪になる。
呼吸法を学ぶ
「自分についてどう思いますか」とジャネットさんが尋ねる。 自分について。 社会不安障害がある。 けど、それを除いては、私の人生は恵まれている。よい家族に恵まれ、研究も楽しく、好きなことがやれてとてもラッキーである。場面緘… 続きを読む 呼吸法を学ぶ